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 日蘭通商400年となった昨年、オランダで「Beyond The World of Sushi」と題した初の和食普及キャーンペーンが行われた。日本レストラン協会(JRO)、デンハーグ市、在オランダ日本大使館、南蘭協会の主催により開催され、シェフ、病院などの管理栄養士、ホテル業従事者及びケータリング業務従事者など食の専門家が招待された。長寿国と知られている日本の食生活や和食の機能性を医学的側面からも広めていこうという考えから管理栄養士も選ばれた。この背景には近年定着しつつある「オランダの予防医学」があげられる。メタボリックや成人病患者の急速な増加に伴い、健康管理を食事面から見直す動きの促進を図っている。当日はHORECA専門学校の生徒がボランティアをつとめた。

 出展品はつまみ類、サラダ、ドレッシング、前菜、だし汁、主菜、ごはん、味噌汁、漬物、麺類、お好み焼、飲料及びデザート、パスタ、アルコール。それぞれを自由に試食してもらい、アンケートに答えてもらうことで、オランダ人の嗜好を正確に把握してゆく事も重要視している。

 在オランダ大使館特命全権大使の渋谷實氏は「和食は寿司だけではないことを知ってもらうことから」と話す。「農林水産省も協賛し和食の輸出を目指しています。そのためのポスターやノボリ、はっぴなどの支援をしています。」と在オランダ日本大使館二等書記官 後藤光喜氏。レストラン、ケータリングなどのメニューに日本の庶民食が加わることを期待している。ターゲットはB級グルメ。明日から使える簡単な食事として日本の庶民食をアピールしている。「アンケートは次回開催のターゲットを決めるための参考になる。オランダに日本のフランチャイズチェーンの進出を図りたい」とオネストジョンジャパン代表JROアムステルダム支部世話人黒田善徳氏。

 「オランダにある和食店舗は約300軒。健康面からも胸を張って進められる和食。寿司以外の和食が広まれば、オランダにおける和食レストラン展開の可能性はまだまだ広がる」とJPC のJanet Poot氏。

 ボランティアをつとめた調理学校の生徒からは「カツカレーや天ぷらうどんなどが人気みたい」「和食の調理は時間がかかるけど、今までにない味が発見できた。これからオランダでも日本の庶民食の需要は増えると思う」「日本の庶民食最高だね。何で今までオランダに来なかったのだろう?」といった声が聞かれた。

 オランダで寿司、おにぎりなどのケータリング業Sushi Ranを営む辻丸氏は「これを機に、オランダで日本の庶民食がどんどん広がってほしい」と語る。オランダにおける和食の今後の展開に注目したい。(オランダ・デンハーグ=白神三津恵)
by web desk 更新:2010/03/18 15:35 作成:2010/03/16 14:38
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